
薪ストーブと環境
ファイヤーサイドの原点となる スコット・ニーリングの暮らし
今から28年ほど昔、私は南信州の山奥で暮らし、ほぼ自給自足の生活を実践していました。そんな折、アメリカ・メイン州の辺鄙な海岸で暮らす年老いた夫婦、スコット・ニーリングとヘレンから多くを学びました。
ふたりは自分たちの食べ物を育て、燃料である薪を切り、そして石の家を建てて暮らしていました。
彼は98歳という高齢にもかかわらず、手作りの家を暖めるために薪を切っていましたが、彼らはチェーンソーを使った急いだ薪作りではなく、シンプルなボウソー(弓状のノコギリ)と斧で毎朝数本の丸太を切り、割っていました。
スコットは、研ぎすまされた斧の刃にオイルを塗り、完璧なまでに手入れをした150年も昔の素晴らしい道具を使って冬の準備を少しずつしていました。
そんな一見ゆっくりとした、しかしながら季節を味わいながらの忙しい日常生活。
物を大切にする考え方や心豊かな暮らしを少しでも広めたいという想いから、1987年、ファイヤーサイド株式会社を設立するに至りました。
ファイヤーサイド株式会社 代表取締役 ポール キャスナー
Scott Nearing
スコット ニーリング
(1883〜1983年)
現代における自給自足的経済学を実践提唱した経済学者、
作家。コンザベイショニスト(環境資源保護主義者)の在野的重鎮。
妻のヘレン(Helen)はクラシックミュージックのバイオリニスト。
私たちの未来のために決断すべきエネルギーの選択
私たちは、決して枯渇することのない物のように、資源やエネルギーを取り扱ってきました。
人口が少ない間はエネルギーの奪い合いも少なく、環境に及ぼす影響もおおむね自然のサイクルに適合していました。
しかしながら、今や環境に対する負荷は自然の復元力をはるかに超えています。
それゆえ、限りある資源の使い方に対して、エネルギーの未来図を描き直さなければならなくなっています。
薪ストーブに一本の薪をくべる時も石油ストーブに給油する時も、また電気暖房装置を使う場合にも、日々消費しているエネルギーは私たちを暖めてくれている以上に、人類の未来に影響を及ぼしている、ということを理解しなけばなりません。
これから決断しなければならないエネルギーの選択は、私たちの未来にとって極めて重要なことです。
利用するストーブを選択し、暖房とクッキングの機能を“自らのために自らの手で”自分のものとすること。
それは、エネルギー的にも資源的にもより環境保全の手助けとなるはずです。
薪ストーブのあるライフスタイルは、今ある生活の質を犠牲にするどころか、それ以上の生活の向上をもたらすことを約束します。
新たな二酸化炭素を生み出さない薪の暖房
薪ストーブから排出される二酸化炭素は、木々が生長する過程で大気から吸収した二酸化炭素の量より1グラムたりとも多くありません。これは、薪を燃やしても新たな二酸化炭素(CO2)を生み出さないということになります。
薪を焚くことには多くの利点があります。
限りある化石燃料を温存することに寄与しますし、エネルギーの自給率を高めます。
そして、家計も助けてくれます。
しかし、これらの利益を授かるためには薪をよりクリーンに、より効率的に焚くという環境的な責任を果たすべきでしょう。
そうすることで、クリーンな排煙を達成することができ、煙道がクレオソートのススから守られます。その上、薪の消費を最小限に抑制しながら、無駄のない暖房をなすことができます。
樹木がもたらす数々の素晴らしき恩恵
一本の樹木は、なんと多くの豊かさを私たちにもたらすことでしょう。
木々は大気を浄化し水資源を保全し、快適な気候環境を整え、野生生物にねぐらを提供します。
木々を育むということは、豊かな自然環境を取り戻すことにつながるのです。
木々は素晴らしい!
木々は花を咲かせ、秋には葉をゴールドに染める。
木々はフルーツやナッツを残し、家や家具のための材木をも提供してくれます。
そしてもちろん、暖房とクッキングのための持続可能な燃料の恵みを私たちにもたらしてくれるのです。
ファイヤーサイドが取り組んでいる環境保護活動
◆国連が行っている「植林・育苗活動」に参加しています。◆利益の一部を自然環境保護のために還元する「コンサベーション アライアンス ジャパン(アウトドア自然保護基金)」のメンバー企業です。
◆環境保全の取り組みとして、太陽光発電(ソーラーエネルギー)を使用しています。
