Q & A

薪ストーブに関する疑問を解決

薪ストーブQ&A

薪ストーブの煙は大気汚染しない?
木材が完全燃焼するときに排出される二酸化炭素の量は、樹木として生育している間に吸収した二酸化炭素の量より多くはありません。また、薪ストーブの煙が人体や環境に有害な物質を排出しているという報告はありません。しかし、風のないクリスマスの夜に、ある町でみんなが一斉に暖炉や薪ストーブを焚けば、その煙の密度が問題になるでしょう。
1980年代に、アメリカ合衆国でメ薪ストーブの排煙ガス規制が施行されました。それは、乗用車並みの厳しい排気ガス規制です。バーモントキャスティングス社の薪ストーブはすべて、この規制をみごとにクリアーしたハイテクな製品としてあります。胸を張って堂々とお使いいただけます。
薪ストーブを使っているとき、部屋の空気を換気する必要はあるか?
ストーブは部屋の床近くに淀んでいる汚れた空気を吸気して、それを煙道から屋外に排出します。「薪ストーブは家の空気を綺麗にする」といわれるゆえんです。標準的な住宅では換気の必要はありません。
ただし、鉄筋コンクリート造りなどの高気密住宅では給気アダプターを利用し、燃焼用の空気を屋外から導入する必要が生じるかも知れません。バーモントキャスティングス社の薪ストーブは、全機種外気導入対応となっています。
薪ストーブの寿命はどのくらいあるの?
バーモントキャスティングスの鋳物製薪ストーブは驚くほどロングライフ(長寿)なものです。壊れて不都合が生じない限りいつまでもご使用いただけます。丁寧に取り扱われたそれは、世代を越えても生きつづけるでしょう。ただし、薪ストーブにも消耗品としての部品があります。いつまでも最良の状態で使用するために、消耗的パーツの適時的交換を心がけてください。
消耗品は?
主たる消耗品は、ストーブの気密性を保つための「ガスケット=グラスファイバーロープ」、「二次燃焼用触媒=キャタリティックコンバスター」、炉室内の部品等です。ガスケットは開口部の物が傷みやすいので、早めの交換をお薦めします。
交換時期の目安は、ガスケットに弾力がなくなったり、ほつれてきたときです。触媒は、3~4シーズン約10,000~12,000時間使用が目安となっています。炉室の部品については、歪みや割れ損傷があれば適時交換してください。消耗品の交換時期は、使用頻度によります。判断しかねるときには専門店にご相談ください。
触媒とは?
触媒(キャタリティックコンバスター)とはストーブ本体の二次燃焼室に搭載された部品で、薪の燃焼とともに発生する未燃焼ガスを無駄なく再燃焼させる役割があります。触媒方式は「少ない薪で効率よく燃える燃費の良さと、環境にやさしいクリーンな排気」を実現した画期的な燃焼方式です。
通常、再燃焼に必要な温度は550℃以上ですが、この触媒作用により約260℃の低温域でも再燃焼が起こります。結果、薪の持つ熱エネルギーを95%以上引き出し、環境負荷物質を90%軽減。さらに有効熱を50%以上生み出し、薪消費の25%以上の節約を可能にしました。消耗品のため、上記に記載したように定期的な交換が必要です。
初心者のためのスクーリングは?
全国の販売店では身近に薪ストーブを体験していただけるよう様々なイベントを実施しています。お気軽にお問合せください。
製品にアスベストは含まれていますか?
弊社の取扱い製品にアスベストは含まれておりません。

トラブルシューティング

薪が燃えない
薪が湿っていませんか?
十分に乾燥した薪を使用してください。薪は、陽当たりと風通しの良い場所で12ヶ月以上乾燥させてください。樹種や薪の割り方、また伐り出し時期によっても乾燥速度に差があります。
最初から太い薪をくべていませんか?
焚き始めは枝木や細い薪で火を起こし、徐々に太い薪をくべ足して下さい。薪ストーブの取扱い説明書をご覧いただき、正しい燃焼操作を行なって下さい。
燃焼空気取入れレバーを閉じていませんか?
燃焼空気取入れレバーを全開にして、火を起こして下さい。
煙突が詰まっていませんか?
焚き始めは枝木や細い薪で火を起こし、徐々に太い薪をくべ足して下さい。薪ストーブの取扱い説明書をご覧いただき、正しい燃焼操作を行なって下さい。
燃焼空気が正しく吸気されていますか?
燃焼空気取入れ口にゴミや埃が溜まっていると、吸気されないので燃えないことがあります。ストーブが冷えている状態で、ゴミや埃を除去してください。
煙突が冷えていませんか?
煙突が冷えているとドラフト(排気力)が弱いので、燃えにくい場合があります。着火材などを利用して煙突を暖めてください。
換気扇を使用していませんか?
換気扇を使用しながら薪ストーブを焚くと、煙突内のドラフトが弱まり、燃えにくいことがあります。換気扇を止めて下さい。
ダンパーを閉じたまま使用していませんか?
ダンパーの付いているストーブを使用している場合は、ダンパ―を開けて下さい。燃焼温度が充分に上昇したことをサーモメーターで確認してからダンパーを閉めてください。機種によって開閉温度に違いがありますから、取扱い説明書でご確認下さい。
薪が早く燃えすぎる
使用している薪に問題はありませんか?
古すぎる薪、腐ってから乾燥した木、建築材や軟木、そして針葉樹は火持ちがよくありません。細く割られた薪も、火持ちがしません。燃焼温度が充分に上昇したら、太い薪をくべて下さい。
燃焼空気取入れレバーを全開のまま焚いていませんか?
燃焼空気取入れレバーをしぼって火力を調整してください。
煙突が長すぎませんか?または煙の引き(ドラフト)が強すぎませんか?
ストーブの容量に対して煙突が長すぎるとドラフトが強すぎ、必要以上に燃えてしまうことがあります。判断しかねる場合は、お買い上げの販売店にご相談下さい。
開口部とガスケットの隙間や鋳物間の耐火セメントが消耗し、余分な空気を吸い込んでいませんか?
ガスケットが消耗していれば新しいガスケットに交換してください。
灰受けドアがきちんと閉まっていますか?
灰受けドアがきちんと閉まっていないと、隙間から大量の空気が吸い込まれてオーバーヒート状態になります。ストーブ本体やガスケット、煙突の破損原因にもなりますから確認して下さい。
ダンパーを開けたまま焚いていませんか?
クッキンググリドルの表面温度が適温状態であれば、ダンパーを閉めてください。
煙が逆流する
換気扇を使用していませんか?
換気扇を使用しながら薪ストーブを焚くと、ドラフトが弱まり煙が逆流することがあります。換気扇を止めて下さい。
高気密住宅で外気導入をしていない。
高気密住宅で薪ストーブを利用する場合は、家の中が負圧状態にならないよう注意が必要です。すべてに当てはまるわけではありませんが、高気密住宅で薪ストーブを使用し充分な給気が得られない場合、ストーブが燃えない、消えてしまうてしまうことがあります。外気導入工事を行って下さい。当社のストーブはすべて外気導入対応となっています。判断しかねる場合は、お買い上げの販売店にご相談下さい。
煙突が詰まっていませんか?
煙突内部に煤が溜まるとストーブが燃えないだけでなく、火災の危険性もあります。定期的な点検及び、メンテナンスが必要です。
強風が吹いていませんか?
強風により正常なドラフトが妨げられて、煙が逆流することがあります。また、バックパフ(炉室内での小爆発)が起こることもあります。「バキュースタック」を煙突のトップに取り付けることで、風による逆流を軽減するすることができます。お買い上げの販売店にご相談下さい。
煙突に正しい排気能力がありますか?
煙突の施工状態に問題があると、煙の流れが悪くなります。その結果、煙突の排気能力が弱まり煙の逆流を引き起こします。判断しかねる場合は、お買い上げの販売店にご相談下さい。
煙突が詰まりやすい
薪は乾燥していますか?
十分に乾燥した薪を使用して下さい。薪は陽当たりがよく風通しの良い場所で8ヶ月以上乾燥させてください。湿った薪や生の薪は乾燥させてから使用して下さい。※詳しくは薪についてをご覧下さい。
燃焼温度が低すぎませんか?
低温度域で使用しつづけると不完全燃焼状態となり、クレオソートや煤が発生しやすくなります。薪ストーブを適正の温度域で使用して下さい。
曲がりが多い、あるいは横引き部分が長い煙道ではありませんか?
曲がりの多い、あるいは横引き部分が長い煙道ではドラフトが悪くなります。その結果、煙突が冷えやすく、煤もたまりやすくなります。 <注意>煙道火災を防ぐ為にも、定期的な煙突の点検や掃除を行なってください。また、欠陥のある煙道は改良して下さい。
燃えるが暖かくない
古い薪などを使用していませんか?
乾燥不足の薪や腐った薪の使用を避けて下さい。
ドアガラスがひどく曇る
燃焼空気取入れレバーをしぼるタイミングが早すぎませんか?
低温度域で燃焼空気取入れレバーをしぼると、不完全燃焼になりクレオソートや煤が発生しやすくなります。充分な温度に達してからダンパーを閉め、燃焼空気取入れレバーを調節してください。
薪が湿っていませんか?
陽当たりがよく、風通しの良い場所で8ヶ月以上乾燥させてた薪を使用して下さい。薪の乾燥速度は、その割られ方や樹種や伐り出し時期によって差があります。
最初から太い薪をくべていませんか?
焚き始めは細い薪で火力を上げ、徐々に太い薪をくべてください。一度にたくさん詰め込まず、適度な間隔をあけて空気が流れやすいようにして下さい。薪ストーブの取扱い説明書をご覧いただき、正しい燃焼操作を心掛けて下さい。
ダンパーを閉めるタイミングが早くないですか?
クッキンググリドルの表面温度が適温状態であることを確認してから、ダンパーを閉じて下さい。
空気調整しても炎に変化がない
ドアや灰受け皿はきちんと閉まっていますか?
灰受け皿のドアーを正しく閉めてください。ガスケットが消耗し、隙間が生じているようでならガスケットを交換してください。
開口部のガスケットが消耗し気密性が悪くなっていませんか?また、気密性を高めている耐火セメントが消耗し、余分な空気を吸い込んでいませんか?
ガスケットが消耗していれば新しいガスケットに交換して下さい。取り替え方法は薪ストーブメンテナンス製品のガスケット補修方法をご覧下さい。
充分な高温で燃焼しているのに、ダンパーを開けたまま焚いていませんか?
ダンパーを閉じてください。
ダンパーの開閉が固い、または軽すぎる
ダンパー調整が必要になっていませんか?
取扱い説明書をご覧いただき、調整して下さい。判断しかねる場合は、お買い求めの販売店にご相談下さい。
ストーブが水平に設置されていますか?
ストーブ本体が水平に設置されていないと、ダンパーが開閉しにくいことがあります。水平に設置して下さい。
ガスケットが消耗していませんか?
ガスケットが消耗していれば新しいガスケットに交換してください。取り替え方法は薪ストーブメンテナンス製品のガスケット補修方法をご覧いただくか、お買い求めの販売店にご相談下さい。
ダンパーが変形していませんか?
正常温度域をこえて薪ストーブを長時間使用すると、鋳物が変型することがあります。変形部分を交換してください。修理はお買い求めの販売店にご相談下さい。

触媒Q&A

「触媒」=「キャタリティックコンバスター」。ここでは「触媒」として統一表記します。

【 触媒搭載機種 】 > アンコール > デファイアント > イントレピッドII

触媒Q&Aに記載される温度表示について
ここで表示される温度表は触媒の燃焼原理をよく理解いただくために、燃焼ガスの温度および触媒燃焼後の排気温度を示しています。実際のご使用ではストーブトップ中央に置く温度計で温度管理を行いますが、一次燃焼室炉内の温度とストーブトップでは約-200℃前後の温度差がありますのでご注意ください。また、排気温度は専用の熱電対温度計が別途必要になります。排気温度はストーブトップの温度計では計測できませんのでご注意ください。

触媒はどのような働きをするのでしょうか
触媒を持たない高気密ストーブでは、薪の持つエネルギーの5~30パーセントが未燃焼ガスとして煙突から排気されていました。
触媒は煙と一緒に排気されてしまう未燃焼ガス(エネルギー)を有効に燃焼するとともに、クレオソートの付着と大気汚染を減らす働きをします。
通常、薪から放出される燃焼ガスは約550℃にならないと燃焼しませんが、触媒を使えばその作用で約260℃の低温域で燃焼させることができます。

メニューへ戻る

薪ストーブの中で触媒はどんな役割を担っていますか
触媒は、薪ストーブの中に置かれて、煙に含まれる未燃焼ガスを燃料にしたもう一つのストーブと言えます。煙に含まれる未燃焼ガスを再燃焼させるためには約550℃の温度が必要で、その温度は薪ストーブにとっては高過ぎます。
しかし、触媒を使うと未燃焼ガスの発火点が大きく下がり、薪ストーブを高温に保たなくても約260℃以上の温度で未燃焼ガスを効率的に再燃焼して熱を生み出すようになります。
それによってストーブの総合的な燃焼効率が向上し、薪の消費量も減ることになります。
ある研究機関の調査によると、50パーセントを超える熱量が加算されています。
燃料コストを比較してみても、非触媒型ストーブに比べ触媒付の薪ストーブは優れていると言えるでしょう。

メニューへ戻る

触媒を使用することでどんな利点がありますか
汚染物質を90%削減*……触媒は大気汚染の原因である煙に含まれる未燃焼ガスと粒子をストーブ内で効率的に再燃焼させるので、排出される汚染物質を90%まで削減します。
クレオソートを90%削減*……煙突内外の温度差によって煙突内に付着するクレオソートは煙突火災の原因になります。触媒は煙に含まれる未燃焼ガスを再燃焼させるのでクレオソートの蓄積量が90%減少し煙突火災の危険性を減らします。
ただし、煙突のチェックはシーズン終了後に必ず行ってください。
*この値はストーブの設計、使用方法、触媒の使用期間によって変わります。

メニューへ戻る

触媒の効果的な使用法は
ストーブに火を入れてから触媒が働くために必要な温度を得るまでには通常20~30分、長ければ1時間程かかることがあります。
20~30分間は中・高温を維持し、ストーブ本体、触媒、そして薪の温度が触媒の働く約260℃以上になり、その温度が安定してからバイパスダンパーを閉めてください。
時には2~3分で約300℃以上にもなりますが、一時的に得られた温度ではバイパスダンパーを閉めた後に急に温度が下がり、触媒が働かず薪の火も消えてしまう可能性があります。

炉内の薪の燃焼が終りに近づき薪を追加する段階になると、温度が十分に高くない時があります。炉内の温度が約260℃以下になっていればバイパスダンパーを開いて薪を足してから約320℃以上になるまで、そのまま10分ほど温度を上げてください。
約260℃以上の温度で熾き火が十分にあり、しっかりと乾燥した薪を追加できるならば、追加してすぐにバイパスダンパーを閉めても大丈夫です。

触媒が働いていると触媒から出る排気温度は約550℃~800℃に達し、触媒に送られた未燃焼ガスが燃焼している様子がうかがえます。
触媒燃焼の排気温度は約650℃~760℃内にコントロールしてください。

メニューへ戻る

触媒の温度を確認する方法は
触媒を有効利用するには温度管理が大切です。理想的な方法は、触媒の給気温度と排気温度の2つをチェックします。
給気温度は一時燃焼室の温度をストーブトップ中心の温度計で計測します。排気温度は触媒中心の排気側表面からわずかに離れた場所にある温度計差込口より計測します。

それによりバイパスダンパーを開閉するタイミング、燃焼の状態、薪の追加時期など触媒の働きの全てが監視できます。
一次燃焼室にはバイメタル式温度計を、触媒排気温度は市販の数種類の熱電対温度計が使用できます。

メニューへ戻る

触媒の働きを確認する方法は
触媒の働きを確認する最良の方法は熱電対温度計等により排気温度をモニターすることです(Q5:触媒の温度を確認する方法参照)。
ストーブ内の温度が十分に高ければ、バイパスダンパーを閉じた瞬間から触媒の排気温度が急上昇するのを温度計で確認できます。

通常の温度域は約650℃~760℃にコントロールしてください。
一時的に約760℃~870℃まで上昇しても差支えありませんが、排気温度が約1000℃を超えると触媒を傷めます。
触媒の燃焼により得られた熱は熱伝導によってストーブ本体に伝わります。

メニューへ戻る

触媒付きのストーブを高温燃焼してもいいでしょうか
目的が未燃焼ガスやクレオソートを減らすことであればその必要はありません。
むしろ高温燃焼はストーブ本体だけでなく触媒を傷める原因となります。
触媒付ストーブであれば、約260℃以上の温度があれば未燃焼ガスやクレオソートを減らす効果を十分得られますので、無理な高温燃焼は止めましょう。

メニューへ戻る

炎が触媒に接触するのは良くないですか
炎が触媒に直接触れると破損の原因となります。
通常、煙に含まれる一酸化炭素や炭化水素の未燃焼ガスは触媒手前で酸素と混合して、ハニカム状の触媒を通過するときに発火し燃焼しますが、焔が直接当たると触媒の組成が変化し、触媒反応が抑制されてしまいます。
そのため、薪ストーブには炎が直接触媒に接触しない設計になっていますが、高温状態の時に火力調節レバーを全開にしたり、ドアや灰受け皿を開くと強いドラフトが発生し、触媒まで炎を引き込んでしまいます。

メニューへ戻る

触媒は赤熱していなければ働いていないのでしょうか
それは違います。
確かにある特定の条件で触媒は赤熱しますが、赤熱していないからといって働いていないとは限りません。実際、比較的低温時には(触媒が作用する大部分の時間)赤熱はほとんど起こりません。
また、しっかり乾燥しているナラ等は燃やしても不燃焼ガスがほとんど出ないために赤熱しません。

メニューへ戻る

触媒が作動しなくなる原因は
触媒は電球のように急に焼き切れることはありません。
もし短期間に作用しなくなったとしたら、それらの殆どは炎の接触により傷ついたもの、取り扱い時にぶつけて壊したもの、ススが詰まってしまったことが原因として考えられます。

その他、経年劣化による原因もあります。
触媒は燃焼によって生じるカリウム(灰の主成分)等の物質と化学反応し飽和していきます。触媒反応に使われる化学的な穴を塞いでいくからです。
飽和の速度は触媒の定期的なお手入れにより遅くできますが、飽和するまでの燃焼時間はおよそ12,000時間です。

メニューへ戻る

触媒の働きを弱くするその他の原因は
触媒は乾燥した自然の薪を燃やすために規格されています。
紙くず、塗装された木材、接着剤が使われた合板、ゴム、インクを含んだ大量の紙、石油製品などを燃やすことは触媒を傷める原因となります。
これらの物を燃やさず、よく乾燥させた自然の薪のみを燃やしてください。

メニューへ戻る

急激な温度変化は触媒にどのような影響を及ぼしますか
急激な温度変化や局所的な温度のばらつきは触媒に破損を生じさせます。
雪や雨に長い間さらされていた薪や、伐ってから1年も経っていない生乾きの薪を燃やすことが主な原因となります。
それは触媒が約550℃以上の高温状態で湿った煙に接触すると、触媒表面に細かい破損が生じ、それが次第に大きくなりついに剥がれていくからです。
触媒の表面積が減った分だけ燃焼の効率は悪くなります。

メニューへ戻る

ストーブのバックファイヤーはどうして起こるのですか
触媒の排気温度が約760℃を超えると、触媒自体がグロープラグ(ディーゼルエンジンの点火栓)のように働くことがあります。
一次燃焼室で燃え残った未燃焼ガスは、空気との混合比率が薄すぎたり濃すぎたりして、燃えにくい状態になっています。
まれに混合比率がちょうど良くなり、触媒の温度が発火温度以上に達していると、混合ガスはその熱を受け、自然発火してバックファイヤーを起こします。

メニューへ戻る

触媒が詰まりを起こす原因は
ストーブ内の温度が十分に上がらず、触媒が作用する温度に達する前にバイパスダンパーを閉めるなど、ストーブを正しく扱っていないと触媒が詰まります。
また、自然の薪以外の燃料で特に大量の燃えカスを出す包装紙や段ボールなどを燃やし続けても、触媒を詰まらせ煙の逆流を起こします。

メニューへ戻る

正常な触媒はどのような外観をしていますか
正常に働く触媒は明灰色で、灰やクレオソートの付着がありません。
また、ハニカムの穴には大きな欠落がありません。

メニューへ戻る

触媒の交換(目安)時期は
通常、触媒の交換時期はおよそ12,000時間です。
しかしながら、Q7Q8のような原因で寿命を極端に縮めてしまう事があります。
触媒が作動しているかどうかの確認は、適切な燃料と使用状況において、Q6のような燃焼温度のモニターや、排気される煙の状態で確認することができます。
そこで作動が認められない場合は、触媒を本体から取り外して状態を確認し、必要であれば交換します。
正常に作動している場合でも、シーズン終了後は同じく状態を確認し、メンテナンスを行うことで、寿命を延ばすことができます。

メニューへ戻る

触媒は燃料を選びませんか
いいえ、よく乾燥した自然の薪のみを燃やしてください。
自然の薪でも濡れた薪、未乾燥の薪は燃やさないでください。
薪は戸外に組み上げた上に雨よけのカバーを設けて空気の通りをよくし、最低12ヶ月は乾燥させます。
雨ざらしの薪は乾燥していないので、ストーブに足してはいけません。 未乾燥の薪を入れるとまず水分の蒸発のために熱が使われてしまい、ストーブの熱が上りません。
また、水蒸気を含んだ煙は触媒に急激な熱変化を及ぼして、破損の原因になります。

乾燥した木材以外(紙くず、防腐処理された木材、パーティクルボード、合板、プラスティック、石油製品等)は燃やさないでください。
防腐処理された木材、パーティクルボード、合板は、燃やすと有毒なガスを発生し、紙くず、段ボール、アルミホイル、プラスティックは大量の燃えカスを発生させ、触媒を詰まらせ煙の逆流を起こします。
自然の薪以外の燃料は触媒を傷めその働きを弱めてしまうだけでなく、過熱を起こしストーブを傷める原因となります。

メニューへ戻る

触媒付ストーブの操作方法を教えてください
【バイパスダンパーの操作】
ストーブに火を入れた後しばらくは(20~30分間)、バイパスダンパーを開いた状態にして、触媒が働く温度までしっかり燃焼させ、十分なドラフトを得てください。
ダンパーを閉めて煙を触媒に通す瞬間からドラフトは弱くなります。
温度が不足していてドラフトが弱い状態でダンパーを閉めると、そこから触媒が働き出すのに必要な温度に上がるまで長い時間がかかってしまうためです。
また、バイパスダンパーを早く閉めすぎると、触媒反応が起きずに燃えかすやクレオソートが表面に付着してしまい、触媒の働きを弱めてしまいます。
ストーブを焚きつけたらできるだけ早く火力を上げるようにしてください。

触媒の働く温度(約260℃、点火後20~30分で到達)に達した後は、バイパスダンパーを開けたままにしておかないでください。

触媒は通過する未燃焼ガスの温度が高いほうが早く働き始めます。
触媒が働き始めたら本体の温度が下がっても働きを維持します。
触媒は働き始める時に約550℃かそれ以上になりますが、その後未燃焼ガスが約270℃前後で触媒を通過すれば作動を続けます。

触媒が働き始めると約550℃まで急速に上昇し、時々赤熱も起こります。そして煙突から出る煙も急に減るのが確認できます。


【温度調節】
1回の薪の追加で数時間は燃え続けるように火力コントロールを調整し、できるだけドアを開ける回数を減らすことを心がけてください。ドアを開ける回数が少ないほどストーブの温度を高く保てます。

バイパスダンパーを閉めた後はストーブの過熱に気をつけてください。
特に触媒が働いている時は約1000℃以上にしないで下さい。
温度をモニターする目的の一つは過熱を防ぐためです。
過熱状態が続くと触媒は傷つき、時には破壊されてしまいます。
温度が約1000℃以上になってしまったらバイパスダンパーを開けて触媒を冷やしてください。
約540℃まで下降したら再び触媒を使えます。

触媒が作動中に灰受け皿を開けないでください。
強いドラフトが生じ、触媒を過熱させる原因になります。

メニューへ戻る

触媒付ストーブの保守について
【触媒の点検】
取り出した触媒の外観をチェックし、触媒の欠落、灰の蓄積、ススや他の異物の付着があるか確認します。正常な触媒はハニカムの崩れがなく明灰色です。
灰やスス、他の異物の付着を確認するには光にかざしてみます。ハニカム内部にクレオソートや燃えかすが溜まっていると光の通りが悪く見えます。

触媒の周りに大きな隙間があれば、それはガスケットが欠落していて、そこから煙が素通りしていることを表します。触媒の欠落や異物の付着は共に触媒の効果を弱めます。これらの症状が認められたら、汚れの除去、もしくは触媒の交換を行ってください。

触媒のユニットをはずした状態でストーブを使用しないでください。
・触媒なしではストーブの性能が発揮できません。
・ストーブが過熱しやすくなります。
・環境負荷物質の排出を増やします。
・燃焼効率を悪くし薪の使用量を増やしてしまいます。

【ガスケット/耐火セメントの点検】
触媒付ストーブにとって、ガスケットや耐火セメントによる気密性は触媒効果を維持するため非常に重要です。
触媒周辺の気密性が悪いと煙を触媒へ導くことができず、煙突へ素通りさせてしまい排気が汚れます。特にバイパスダンパーやファイヤーバックなどの接合部分は空気の漏れやすい場所です。
また、空気の取り入れ口以外から燃焼空気がストーブ内へ漏れてしまうと、オーバーヒートや煙の逆流を起こす原因になりますので、各ドアの閉まり具合とガスケットによる気密テストをマニュアルに従い確認してください。
これらは特にガスケットが消耗しやすい場所です。1年に一度、全てのガスケット(パッキン)、バイパスダンパー、鋳物の接合部分をチェックし、消耗した部品の交換、必要に応じて耐火セメントで補修してください。

【サーモスタットの点検】
サーモスタット(自動温度調節機能)が付いていれば、その作動をチェックし、必要ならば交換してください。サーモスタットの故障は適切な空気の取り入れを妨げます。

【煙突の点検】
煙突はシーズン終了後に必ず掃除をしてください。
掃除後は各継ぎ目とストーブとの結合部分が正しく接続されたか確認をしてください。
煙突を綺麗にすることは煙突火災を予防し、正しい接続は煙の漏れを防ぎます。
また、断熱二重煙突はストーブの燃焼効率や環境負荷物質の削減に大きく影響します。

---------------------------------------------------

ストーブの構成部品を取り外したり、改造を加えたりしないでください。
このようなことを行うとメーカーの保障は適用されず、安全を脅かす上に燃焼効率を低下させ、薪の使用量も増やしてしまうことになります。

効率の良い暖房と薪の節約のために、そして環境を守るために触媒を有効にご使用ください。

メニューへ戻る

ページの先頭へ