2016年11月1日からスタッフ6名で一週間デンマークを訪れ、ヒタ社およびハースゲートのベビーダン社を訪問しました。
ヒタ社では、設計、生産、保管、出荷まで一連の流れを視察し、開発、品質管理、物流、広報など各部それぞれの観点から研修を行いました。
経営者の熱意、そして職人の誠実さに触れ、ヒタのバックボーンをより深く理解できる行程となりました。
文化が香る街レムヴィ
首都コペンハーゲンからプロペラ機に乗り換え1時間、さらにクルマで30分。
羊がのんびりと草をはむパンケーキのように平らな大地を進むと、ヒタのあるレムヴィの街に到着します。
途中、風力発電の風車を多く見かけました。
デンマークでは、電力の40%が再生可能エネルギーでまかなわれています。
2020年には50%を目指しています。
レムヴィはマリンポートを中心にアンデルセンの童話から抜け出てきたような赤レンガの家が建ち並び、文化の香りがする静かで美しい街です。
自然が豊かで、近年ヨーロッパからの旅行者も多いと聞きます。
(街のレストランにはツインティピが )
バック兄弟
「火をもってもてなす」が徹底したデンマーク。
ヒタ本社ではティピの焔と共に、若き経営者、バック兄弟が出迎えてくれました。
(ファクトリーマネージャーのマーティンと社長のカースティン)
父から受け継いだ会社に兄カースティンが社長として就任したのは2011年、35歳の時でした。
同時に2歳違いの弟マーティンもファクトリーマネージャーに就任。
お互い10歳から工場でストーブのすべてを学び、切磋琢磨してきた信頼の厚い兄弟です。
(エントランスホール)
(ショールーム。右手にインスパイアが見えます)
(ロフトにはアンティークモデルも展示されていました)
(ミーティングルーム。北欧は照明使いが本当に素敵です)
ファミリー企業
現在、20カ国に輸出、年間1万台以上を生産しています。
ピーク時は1週間に500台を製造。
ピークシーズンの3ヵ月のために残りの9ヵ月間を準備に費やします。
ここはファクトリーマネージャーの腕の見せどころ。
(ヒタの職人たち)
(工場を案内するマーティン)
従業員数は65人。
社員旅行にも出かけるというので日本の企業と似ています。
工場見学中もよく声がかかり、コミュニケーションが取れている印象です。
父の代からの職人も多いのでしょう。
大規模過ぎないのがファミリー企業=ヒタの良いところ。
特にマーティンさんは女性スタッフに人気でした(!)